<< 横浜市の水源を撮りつづけた堀江忠男さんの写真展 『宮が瀬讃歌』 が開かれています | main | 社) 横浜インドセンターのワーキンググループ会議が開かれました >>
堀江忠男写真展によせて――
 安政6(1859)年の『横浜開港』により、西洋文化の取入れ口となった横浜には、「もののはじめ」が次々と起こりました。中でも特筆される技術導入に、明治20年の『近代水道の創設』があります。海を埋め立てて作った横浜の町は、開港当時は、ひしゃく一杯の水が、とても高価で貴重なものだったのです。いま、私達が飲んでいる水は、英国人技師 H・S・パーマーの指導で建設された水道が元になっていて、昨年は「近代水道創設120周年」を迎えました。
 以来、神奈川県と横浜市には、たくさんの水道施設が作られ、宮が瀬ダムもその歴史に刻まれました。堀江忠男さんは、計画段階から宮が瀬地区に籠り、水没する運命を背負った人々の、生活と風景を記録に残した証人です。日常、私たちが口にしている水。 その一滴の水に、安心の水を導いた人々の苦闘と、都市の持続ため、生地を離れることに協力した村人等の、数え切れない「想い」が秘められています。そのことを、堀江さんは知悉していました。だからこそ、未来の子供たちに、その「想い」を伝えたかったのだと思います。
 都市が紡いできた史料を、遺していく動きがいま、強まっていることは嬉しいことです。堀江さんの記録も、横浜市都市発展記念館に保存されることが決まりました。この機会に、堀江さんの、水と村と人への「想い」を、大勢の市民の皆さんに観て、感じていただきたいと願っています。
●堀江忠男写真展 『宮が瀬讃歌』――神奈川とハマの水源を辿る―― 展覧会カタログに掲載
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