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マルコ・ポーロの「東方見聞録」に再注目してみては?
 子どもの頃、マンガや単行本などで「マルコ・ポーロ」の冒険を読み、マルコ少年の勇気と物語の壮大さに夢中になったことを思い出します。  マルコ・ポーロが書いたとされる『東方見聞録』は、25年間にわたるユーラシアの旅からヴェネチアに戻った彼が、宮廷文学作家に口述筆記させたといわれるもの。原本はすでにありませんが、写本はその多くが現在にも伝わり、かの コロンブスも、この本から “黄金の国・ジパング” を知り、大航海に乗り出したといわれています。 いま、横浜ユーラシア文化館で開催されている 「マルコ・ポーロが見たユーラシア――東方見聞録の世界」 展には、そのコロンブスが所蔵していた “ピピノ版” と同じ版の本が展示されています。  ところで、マルコ・ポーロが商人の父などと共にヴェネチアを発ったのは1270年。彼が17歳の時だったとされています。陸路から西アジア、中央アジアを経て中国に入りました。当時、中国は元の時代で、支配していたのは フビライ・ハーン。 帰路は中国の泉州からインド洋を通り、海路で故郷に到達しています。 今展で驚いたのは、マルコ・ポーロはフビライに仕えて揚州の町を3年にわたり統治したということ。 当時の中国では、宗教や言語・文化等を超えて、優秀な人々がモンゴル帝国の官僚として重用され活躍していた事実です。マルコ・ポーロもそうした一人だったのでしょう。  グローバル化といわれる現代と同じように、当時も東西交易は実にダイナミックに展開され、人材と目される人々の活動分野が、多岐・多彩だったことに刮目せざるをえません。
| ootakimasao | アクションレポート | 12:39 | - | - |
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